あくまき<端午の節句の祝い菓子>
郷土に伝わる由来
関ヶ原の戦いの際に薩摩藩の島津義弘公が日持ちのする兵糧として持参したのが始まりであると言われている。
その後、男の子がたくましく健やかに成長するように祈る、母の心のぬくもりに満ちた祝い餅菓子として端午の節句に作られるようになった。
灰汁と竹の皮を使うという保存と実益を兼ねた薩摩人の知恵が、食べものが腐敗しやすい高温多湿な鹿児島の食文化として今も受け継がれている。
おいしい作り方
材料・分量
(10本分)
もち米 1.5kg
灰汁(あく) 3.6リットル
孟宗竹(もうそうちく)の皮 10枚
しゅろの葉 1枚
下ごしらえ
・木灰で灰汁を作る。(市販の灰汁もある) ・前日にもち米を洗って水をきり、灰汁に浸す。 ・竹の皮も前日に水に浸して柔らかくもどす。 ・しゅろの葉はひも状に裂いておく。- 木灰で灰汁を作る。(市販の灰汁もある)
- 前日にもち米を洗って水をきり、灰汁に浸す。
- 竹の皮も前日に水に浸して柔らかくもどす。
- しゅろの葉はひも状に裂いておく。
作り方
1.もち米を灰汁から上げ、水をきる。(灰汁は煮るときに使う) 2.竹の皮を広げ、その中に用意したもち米を詰め、袋状に包んで、しゅろのひもで2~3カ所縛る。 3.釜に入れ、水で薄めた灰汁で3時間以上煮る。(途中水をさし、米粒があめ色に煮えたらできあがり) 4.きな粉、砂糖、黒砂糖等、まぶすものはその家の食し方によって様々である。- もち米を灰汁から上げ、水をきる。(灰汁は煮るときに使う)
- 竹の皮を広げ、その中に用意したもち米を詰め、袋状に包んで、しゅろのひもで2~3カ所縛る。
- 釜に入れ、水で薄めた灰汁で3時間以上煮る。(途中水をさし、米粒があめ色に煮えたらできあがり)
- きな粉、砂糖、黒砂糖等、まぶすものはその家の食し方によって様々である。
提供元:鹿児島県学校栄養士協議会